なかなかアニポケに登場することがなかったサルノリ。
サルノリを早く登場させてほしいという声がネット上でも非常に多く上がっていました。
そんなサルノリですが59話にて満を持して登場!これにて一件落着かと思いきや、ネット上では賛否両論に分かれました…
さらには「ゴウ」で検索をかけると「ゴウ嫌い」「ゴウうざい」「ゴウいらない」という意見まで出てくる結果に…
さて、今回はなぜこのような結果になったのかを中心に取り上げます。
ロケット団のポケモンを奪ったからゴウは泥棒?
おそらく、今回の最大の論点。
ネットを見た限り、泥棒だと思う人、そうでないと思う人はほぼ半々でした。
確かに今回の話は少し微妙なラインで、ロケット団がサルノリを逃がしたのではなく、サルノリが自分のモンスターボールを壊し、ゴウのポケモンになることを決めてゲットされました。
サルノリの意志だけに注目すると、ついていくトレーナーを自分の意志で変えただけのように思えます。
しかし、ポケモンにはトレーナーがいるので、話がややこしくなります。
サルノリのトレーナー(厳密にはトレーナーとは少し違うかもしれないが、今回はそうだと仮定する。)であるロケット団はサルノリを逃がそうとはしていませんでした.
つまり、サルノリとトレーナーのロケット団との間には意志の「ズレ」が生じてしまっています。
そのような「ズレ」がある中、ロケット団の意志を無視して、ゴウがサルノリをゲットしたということが今回の炎上につながったと思います。
ここで筆者の個人的な意見としては、サルノリはあくまで自分の意志でゴウをトレーナーに選んだため泥棒ではないと思います。
というのも、ポケモンとトレーナーの関係性が「ポケモン<トレーナー」であれば、確かに泥棒と見なせるかもしれませんが、ポケモンの世界ではポケモンの意志は人と同じように尊重しないといけないものとして、すなわち両者の関係性が「ポケモン=トレーナー」として描かれています。そのため、ポケモンがトレーナーのもとを離れたいと思えば、そのトレーナーはそれを拘束できるほどの強い権限はないはずです。
長々と書きましたが、要はサルノリがゴウと一緒にいたいと思ったのだから、「泥棒」という言葉は適切ではないという話です。
なぜサルノリがゴウを気に入ったのかが明確じゃない
今回批判が集まったのはこの部分が弱かったことも一因だと思います。
サルノリがゴウのどのようなところを具体的に気に入ったのかが明確に描かれませんでした。
それに加えて、サルノリがロケット団に何か嫌なことをされていた描写などもなかっので、なぜロケット団をあれほど拒んで、ゴウのもとに行きたがるのかが分かりにくかったです。
これが結果的に「ゴウばかり優遇されている。」「ご都合主義だ。」などと言われてしまう理由だと思います。
確かに朝起きたら、いきなりサルノリが腕にしがみついていて、しかも自分に懐いているというのは都合が良すぎるなと思うのも納得です。
サトシにゲットしてほしかったとの声も
サトシといえば、毎シリーズ必ず一体は御三家を手持ちに入れていました。
そのため、ゴウが御三家を全部ゲットしてしまうのは残念だという声がありました。
確かに「サトシ=御三家」というイメージは20年近くの時間をかけて築きあげられたものですから、ギャップを感じてしまうのは仕方がないと思います。
筆者は歴代の手持ちよりもバリエーションを増やせるのでこれに関しては面白い試みだと思います。(ただサトシの場合手持ちのポケモンの活躍に偏りがあるので残念…)
サトシの手持ちの活躍が少ないということも、ゴウが叩かれる理由として考えられます。W主人公なので、もっと出番を均等にしたほうがいいかなと思いました。
サトシとロケット団の関係
サトシがロケット団に連れて行かれたサルノリのことを思って、「今頃、楽しくやってるかな。」と言った場面で、サトシはロケット団のことを悪い奴だと思いながらもロケット団のことを完全に否定しているわけではないということが分かって面白かったです。
これは、サトシが今までの旅でロケット団たちが自分たちのポケモンを大切にしている姿を見てきたからこそ言えるセリフだと思いました。
それともう一つサトシのセリフで、「あいつら来てほしくないときは来るくせに、いざ探すと中々出てこないんだよなあ。」っていうのもサトシがロケット団と長年の付き合いであることが分かってとてもエモかったです。
長寿アニメならではの演出がこれからも観れたら嬉しい限りです。
サルノリのこれからの活躍に期待したいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございます!
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